ライター西廣氏による
ライブレポート
2023年11月26日(日)昼公演
11月25日に続き、2日連続で昼・夜2公演を実施する11月26日の「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」乃木坂46五期生公演。本稿では、全10公演中6公演目と折り返しを迎えた26日昼公演の「五期生 おひとりさま天国」コーナーのレポートをお届けする。
コーナー開始を告げるアナウンスに続いて、ステージに登場したのは奥田いろは。彼女は得意のギターを使った弾き語りでパフォーマンスすることを告げると、「誰かからもらった優しさをほかの誰かにつないでいけば、誰もがきっと優しくなれるだろうということを歌った歌です。私は優しさのバトンを渡したい相手はたくさんいるんですけど、今日は五期生のみんなに向けて歌いたいと思います」とこの日披露する楽曲について説明する。
こうしてアコースティックギターを抱えた彼女が演奏し始めたのは、7thシングル「バレッタ」のカップリング曲「私のために 誰かのために」。衛藤美彩、川村真洋、桜井玲香、白石麻衣、高山一実といった当時の一期生の中でも歌唱力に定評のあるメンバーにより歌われてきた楽曲を、奥田は「新・乃木坂スター誕生！」などで遺憾なく発揮してきたその実力を持って、先輩たちの歴史を受け継ぐかのように、素直で透き通るような歌声で見事に表現してみせた。
歌唱終了後、奥田は「皆さんが（奥田のメンバーカラーの）ペンライトを振ってくださって、心が温かくなりました」と安堵の表情を浮かべる。続けて、メンバーに向けて「今日はみんなのために歌ったんだけど、どうだった？」と語りかけると、菅原咲月は「みんなずっと釘付けだった。私、いろはが歌い終わったあとの、清々しい顔がすごく好きなの」と笑みを浮かべ、続けて一ノ瀬美空も「いろはの歌に助けられることがすごく多くて。こっちが思っていることを歌ってくれている感じがして、幸せでした」と、涙を滲ませながら感想を口にしたところで、26日昼公演の「五期生 おひとりさま天国」コーナーは終了した。
