2016年夏に開催予定の乃木坂46「3期生オーディション」に先駆けて、オーディション応募を希望する方を対象としたセミナーが3月下旬から全国各地で開催。その最終回が4月2日、東京・イイノホールにて行われました。
このセミナーは仙台、大阪、札幌、名古屋、広島、福岡、東京の7都市で計9回にわたり展開。抽選で選ばれた12歳から20歳までの女性を対象に、現役メンバーによる乃木坂46の普段の活動、オーディション時のエピソードや合格秘話などのトークショー、そしてVTR上映などが行われました。またセミナー終了後には、実際のオーディション会場で行われる写真撮影を再現した模擬撮影も実施。さらに、セミナー参加者の中から若干名の方に、夏のオーディションの一次審査(書類審査)を免除するシード権がプレゼントされる予定です。
最終回となった東京会場では13時からと15時半からの2回実施され、13時の回には橋本奈々未、新内眞衣、伊藤かりんの3名が出席。セミナーではまず30分におよぶVTRが上映され、オーディション時のメンバーの姿と現在の姿が紹介されました。VTRが終わると、いよいよメンバーがステージに登壇。セミナー参加者から盛大な拍手で迎えられた3人は、将来3期生になるかもしれない参加者に向けて「この中でもし合格する方がいたら、『あのとき、東京のセミナーに行ったんですよ』って会話ができるのかなと思うと楽しみです」(橋本)、「こういうセミナーは初の試みですし、こちらも緊張します(笑)」(新内)、「私はオーディションをたくさん受けてきたので、今の皆さんの気持ちがすごくわかります」(かりん)と挨拶しました。
3人はまず、乃木坂46のオーディションを受けようと思ったきっかけや、オーディション時の思い出を話していきます。ここでは、かりんが「もともと乃木坂1期生オーディションに応募して落ちていて。二次審査では隣が白石さんだったんです」というエピソードなど、自らのオーディション時に印象に残っている話を参加者に伝えます。続いて合格後についての話題になると、寮生活を送る者、実家から通う者がそれぞれの利点を説明。さらに学業との両立についても触れ、メンバーはそれぞれの立場から、自身の考えや経験談を明かしました。
トークショー後半になると、3人は参加者に向けてオーディションでのアドバイスを伝授。橋本は「ぜひ自分自身を出していけたらいいんじゃないかなと思います」、新内は「何か1つ強い武器を持つと、あとあと楽かなと思います。今でも覚えていますが、北野日奈子はオーディションのときから雑誌を破いていたんですよ。『特技ないの?』って聞かれたときにそれをパッとできる子ってやっぱりいいなと思います」、かりんは「それぞれの良さを持ってオーディションに挑んでもらえれば。私も2期生オーディションのときに自分らしさを出して合格できたので、緊張している姿でもいいと思うので、そういう姿を出して挑んでもらえたら」と思い思いの言葉を伝えていきました。
終盤には参加者からの質問コーナーも実施。「乃木坂に入って変わったことはなんですか?」という問いには橋本が「健康にすごく気を遣うようになったこと」、「乃木坂に入って気をつけていること、毎日やっていることは?」という質問には新内が「怪我とかしないようにストレッチは毎日してます。あとは食べ物に気を遣うようになりました」と答えます。続いてかりんが「もともと乃木坂が好きでメンバーになると、乃木坂やメンバーのイメージは変わりましたか?」と質問されると、彼女は「これはよく聞かれるんですけど、ブログとかにそれぞれの性格が、隠しているようで出ているから、みんなの性格もグループも印象も見たまんまです」と回答しました。そして最後に「2期生が入るときに、生駒(里奈)さんが『2期生になるあなたへ』という文章を書いていたんですけど、それを皆さんにも読んでいただきたいですし、本気でやる気のある元気な子が来てくれたら嬉しいです」(かりん)、「年齢が高くても活躍できる場はきっとあると思うので、自分はダメかもしれないと思っても、まずは一歩踏み出すことだと思います」(新内)、「自分が今想像して思い描いているものといい意味でまったく違う世界というか、今思い描いている以上のことがこの先に待っていると思いますので、皆さん頑張ってください」(橋本)とエールを送って、約1時間にわたるセミナーを終えました。
15時半の回には白石麻衣、斉藤優里、中田花奈が出席。VTR終了後に登壇した3人は、参加者を前に「みんなカワイイなぁ」(中田)、「この中に今後一緒に活動していく子がいるのかなと思うと、すごく楽しみ」(白石)などと思い思いの言葉を口にします。そして、前の回と同様に、オーディションを受けたきっかけやオーディション時のエピソード、合格後の話などを次々に披露しました。
オーディション合格後の話におよぶと、寮生活組だった優里は「つらいことがあったときは、他のメンバーのおうちに遊びにいっていろいろおしゃべりすることが、(近くに)家族がいないぶん心の支えになったり、いろいろ吐き出せたのかなと思います」と思い出を吐露。白石も「疲れて帰ってきたときも、ごはんを食べるスペースにみんなで集まって、みんなでワイワイ喋ったりしてリラックスできました」と続けました。
また参加者に向けてオーディションのアドバイスを求められると、白石は「やる気のある子は、審査してくださる方にも伝わりやすいのかなと思います。緊張はすると思うけど、そこで意思を固めて『私はアイドルになりたいんです!』ということを自分の言葉で伝えるのが大事」、中田は「自分としっかり向き合って、自分に何ができるのか、何が苦手なのかを早めに見極めることがいいのでは。自己PRでも自分のどこを見せればプラスになるのかがわかるだけでも、全然違うと思います」、優里は「ここにいる方の中にはオーディションを受けようか受けまいか、まだ迷ってる人もいると思うけど、例えば自分に自信がなくてもいいところを見つけてくれる人がいると思う。私は乃木坂に入ってから『声がいいよ』と言ってくださる方が出てきた」と思い思いに語りました。
さらに質問コーナーでは「スタイルを維持するために何かやっていることは?」との問いに、白石は「私は本当に食べるときは食べますし、セーブするのは良くないと思っちゃうんです。食べ過ぎたなと思う次の日はちょっとフルーツ多めとかバランスを取って、ストレッチとかマッサージとかをちゃんとやっています」と回答。「乃木坂に入って一番良かったことは?」という質問には、中田が「私はアイドルが好きなので、今アイドルの番組をやらせてもらっていて、毎月アイドルに会えるんです。自分の好きなことが仕事になっていることかな」、優里は「絶対に会うことがなかったであろう人たちと出会えて、友達になれたこと。乃木坂に入ったから、まいやんや花奈とも友達になれた」と返しました。そして最後に「乃木坂46はすごく仲の良いグループなので、みんなと仲良くできるようなメンバーが一番だと私は思うので、そういう子だったらどんな子でも嬉しい」(優里)、「私は本気で乃木坂のフロントとかセンターに立てるような、すごい存在を期待していて。今の乃木坂を変えてくれるような存在が来てくれたら嬉しいな」(中田)、「私はこれが武器ですというものが特にないまま入ったけど、そういうものがなくても乃木坂に入ってからいろんなお仕事をしていく中でたくさん見つかると思います。自分はこういうことができるんだな、こういうことが得意なんだなと新たな自分探しもできるので、一生懸命な子にぜひ入ってほしい」(白石)と参加者にメッセージを送り、セミナーを締めくくりました。
乃木坂46「3期生オーディション」は2016年夏に開催予定です。
2016.05