2019年4月12日(金)公演 乃木坂46 4期生初公演「3人のプリンシパル」の公演日報をお届けします!
☆第二幕出演者
ロミオ:早川聖来
ジュリエット:掛橋沙耶香
それ以外ぜんぶ:筒井あやめ
※各役の立候補者
ロミオ:早川聖来(1人)
ジュリエット:賀喜遥香、掛橋沙耶香、金川紗耶、北川悠理、柴田柚菜、清宮レイ、田村真佑(7人)
それ以外ぜんぶ:遠藤さくら、筒井あやめ、矢久保美緒(3人)
4期生の初舞台『3人のプリンシパル』も本日で4公演目。この日は賀喜遥香から田村真佑まで7人連続でジュリエット役に立候補するという、これまでのプリンシパル公演では見たことのない光景が繰り広げられた。7人はそれぞれ自分なりの解釈でジュリエットになりきり、ある者はステージを目一杯使って演じ、ある者は自身の間合いで一言一句に想いを込めてセリフを読み上げるなど、接戦を繰り広げた。
そんな中、昨日早くも3役制覇を成し遂げた早川聖来は、2日目に演じたロミオ役に再挑戦。しかも、同役に名乗り上げる者が彼女以外にいないという興味深い状況となった。そして、それ以外ぜんぶ役には遠藤さくらのほか、初日から同役に立候補を続ける筒井あやめ、前日にロミオ役で初めて第2幕に出演した矢久保美緒の3人がチャレンジ。ひとりで複数人を演じるという難しい役柄に対し、それぞれの個性が光る演技でアピールしていく。
ますます混戦激化するこの日の審査を制したのは、早川聖来(ロミオ役)、掛橋沙耶香(ジュリエット役)、筒井あやめ(それ以外ぜんぶ役)の3人。筒井の名前が読み上げられると、客席からは大きな歓声と盛大な拍手が沸き起こり、うれしさのあまり涙する彼女のもとに田村や矢久保が駆け寄り抱擁が交わされた。
ミニライブの合間には役を勝ち取った3人がこの日の感想をコメント。早川が「熱のこもった2人と一緒にできてよかったです」と伝えると、掛橋は「2幕に出たいというよりもジュリエット役がやりたかった。今日は何よりもみんなが喜んでくれたのが一番うれしくて、楽屋でも潰されるんじゃないかってぐらい喜んでくれました」、筒井は「初日からずっとぜんぶ役に立候補したけど、違う役に変えるっていう意思はなくて。諦めずに立候補し続けてよかったです」と笑顔で語る。さらに、早川からは「今日はさく(遠藤)とやんちゃん(金川)がお揃いのミサンガをみんなにくれて、足に付けていたんです」とメンバー11人の絆を感じさせるエピソードも紹介された。
最後に筒井から「みんなで支え合って仲良くやっているので、最終日まで力を合わせて頑張りましょう」という言葉もあったが、不思議と涙より笑顔のほうが印象に残る今回のプリンシパル公演。この先、彼女たちがどのような成長を遂げるのか、今から楽しみでならない。
(文:西廣智一)
■乃木坂46 4期生初公演「3人のプリンシパル」
http://www.nogizaka46.com/principal/4th/
2019.04